趣味で楽器をやっていると言うと、どのくらいの演奏レベルなのが質問される事ありませんか?
僕はそういう時、一寸答えに詰まるのです。
別に謙遜したい訳でも自分を大きく見せたい訳でもないのですが、質問してこられた方の音楽的嗜好やレベルが分からないと、なんだか誤解されそうな気がしてしまうのです。
一般的に演奏者のレベルは、初心者、中級者、上級者に分けられる事が多いと思うのですが、それぞれ定義は非常にあいまいです。
例えば僕はギター歴30年くらい、ウチ10年のブランクを含んでいますから、実質20年ほどのキャリアです。
これでは流石に初心者とは言えませんが、残念ながら(明らかに)上級者でもありません。
と言う事で自分では中級者だと思っているのですが、中級と言われて描くイメージも随分幅が広いのではないでしょうか?
とあるサイトで拝見したのですが、そこでは上記の分類に初級者を加えて、4段階に分類されていました。
・初心者=楽器を始めて6か月以内
・初級者=学校のクラブ活動などで演奏が上手いと言われるレベル
・中級者=メジャーデビューしているバンドレベル
・上級者=スタジオワークを中心に活動しているセッションプロ
この分類で中級者と言うと、僕はプロレベルということになるのでしょうか?(爆)
間違いなくそんな事はありませんし、僕的にはプロは上級者でイイと思うんですけどね。
確かにプロの中でも演奏能力におけるヒエラルキーは有るのでしょう。
一部のスタジオ・ミュージシャンが、チャートに入るようなアーチストをバカにしたりすることも有るようですし。(実際ライブのMCでそのような発言を聞いたことが有ります)
その点で言うと僕の好きなSRVやロリー・ギャラガーは上級者では無いことになります、、、、、それもスゴイ話ですネw
音楽の価値って、演奏技術や音楽理論、ましてや音楽性のみで語られるものでは無いのは?
人の心を揺さぶる力と言うものは、ソコにはないと思うのです。
日本人はマジメだからなのか、ついつい道を究めてしまいがちですが、それは必ずしも正しい方向では無いのかもしれません。
また、僕は「良い楽器を持っていてもロクに弾けない事は恥ずかしい」とは思っていません。
勿論、楽器の良さを引き出すことが出来れば素晴らしいし、そう出来るよう努力もしていますが、僕はプロではないしプロを目指してもいません。
アマチュアは楽しんだものが勝ちだと思うんです☆
と言う事で、ワタシの提唱する「新・分類」デスw
・初心者=楽器を始めて6か月以内
・初級者=技量はどうあれ楽器を始めて6か月以上経過
・中級者=あまり音楽に詳しくない人から演奏が上手いと言われるレベル
・上級者=演奏で飯が食えるレベル
・神=音楽を通じて他人の人生を変えることが出来るレベル
これなら胸を張って中級者と自分の事を言えますネ。
あれ? でもこれじゃプロにならない限り、永遠に上級者にはなれないって事ですかね?w
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中級?ギタリストの憂鬱
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