SRVのレプリカシリーズ。
今回は通称"Main"と呼ばれたHamiltoneのSRVモデルです。
有名な逸話ですが、ZZ TopのBilly Gibbons(彼は相当なギターコレクターでもある)が同郷のスティーヴィーにプレゼントするためオーダーしたギターなのです。
Hamilton本人がスティーヴィーの楽屋に出向いて、このギターを手渡した時のスナップだそうです。
スティーヴィーはこのギターをいたく気に入り、愛用のストラト"No.1"に対して"Main"と呼んだのだそうです。
本当にスティーヴィーは嬉しそうですね。
このギターは、セカンドアルバム"Couldn't Stand The Weather"のプロモーション・ビデオに使われ一躍有名になりました。
Hamiltoneはすっかり有名になりレプリカが制作されるようになりました。
SRVのフォロワー達もこのギターを使っていますね。
珍しいleftyです。
しかし、、、、
本当にスティーヴィーはこのギターを気に入っていたのだろうか?
と少し疑問も感じるのです。
疑惑の根拠
その①:前述のとおりセカンドアルバム"Couldn't Stand The Weather"のPVでHamiltoneが多用されており、すっかりそのイメージがついていますが、レコーディングで実際に使用されたのはこのギターではなく"Charley"でした。
その②:このPVは雨(疑似)の中で撮影されていますが、No.1が濡れるのを嫌ったスティーヴィーが"Main"を使ったらしい、そして懸念はあたり"Main"は電気系が壊れてしまい、EMGからテキサススペシャルへピックアップが変更されたらしい、、、、
その③:ある時期からこのギターは、レコーディングは勿論、ライブでも全く使用されなくなった。
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セカンドアルバム"Couldn't Stand The Weather"のジャケも良く見ると"Charley"だったりしてマス。
ここからは僕の推測なんですが、
スティーヴィーはかなり義理堅い人物だったと聞きます。
まだデビュー間もなかったころに、自分の名前を冠したギターを贈られたことがかなり嬉しかったのでしょう。
ビリーに対する義理もあったのかも知れません。
だから、イマイチ音が気に入らなくても使ったのではないのかと、、、、、
はい、何故そう思うかと言いますと、
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僕はゲットした2本を含め、数本しかHamiltoneを試していませんから、たまたまかも知れませんが、、、、
ピックガードとブリッジのクリアランスが無くて、当たってマス。
トレモロブロックは何だか安っぽいものが付いています。
前のHamiltoneは普通のイナーシャブロックだったけど、コスト削減でしょうか?
手持ちのブリッジに変更しようと思ったんですが、規格が違っていて合いませんでした。
ロングスケールなのに、サドル間隔は普通のストラトよりも狭いんですよね。
そりゃ弾きにくいわw
そして良く見ると、キャビティーに対してトレモロブロックが斜めになっています。
キャビティーが歪んでいるのか、ブリッジの取り付けが歪んでいるのか?(恐)
ブリッジを一般的なものにマウントしなおそうかとも思ったのですが、1弦はもうネックギリギリですから無理ですね。
はい、鳴るとか鳴らないとか以前に造りがイマイチ。
というか、ラミネート構造のボディは重いし、コンターが無くて痛いしw
なんだか、もともとの設計(構造)がイマイチという感じデス(爆)
随分コキ下ろしましたが、不思議なことに普通にエレキの音はしますw
使えないことは無いけれども、私のMainになる日は来ないであろう今日この頃☆
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"Main" Replica #97 Hamiltone? SRV model(No.2)
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